廃棄物処理工場でスプレー缶のガス抜き作業中に爆発,火災

事例ID 17586
発生年月日 2019/07/06
発生時刻 20 時
事故名称 廃棄物処理工場でスプレー缶のガス抜き作業中に爆発,火災
発生国 日本
地名 大阪府 / 高槻市
発生業種 建築材料,鉱物・金属材料等卸売業
最終事象 爆発 / その他の爆発
火災 / その他の火災
人的被害
死者数 負傷者数 中毒者数 不快被害者数
死者3名 重体1名 なし なし
被害事象 環境 / 大気汚染
物損 / 建造物 / 事故施設
物損 / 建造物 / 公共施設
被害金額
事故概要 廃棄物処理工場の倉庫でスプレー缶のガス抜き作業中に爆発,火災が起きた。消防が出動して消火したが,同工場の倉庫が燃え,周辺の建物の窓ガラスなどが破損した。現場から約200m離れた支援学校の体育館の窓ガラスが割れ,シャッタが曲がった。倉庫内で作業中であった同工場の社員1名,工具通販会社の社員1名と工具通販会社の関連会社社員1名の計3名が全身やけどで死亡した。作業を手伝っていた工具通販会社社員の子供の中学生が一時意識不明の重体となり,後に意識が回復したが,頭蓋骨骨折で全治5ヶ月の重傷であった。警察と消防の調べでは,工具通販会社で販売していたスプレー缶入り機械部品クリーナ約3万6,000本を保管していたコンテナが昨年の台風の被害で水没したため,同スプレー缶が商品として販売できなくなった。工具通販会社社員らは,事故の約3週間前から,スプレー缶を同工場に持ち込み,毎週末夜にガス抜き作業をしていた。事故前日には,約2,200本のスプレー缶を同工場内に持ち込み,当日は,事故の約2時間前から金鎚でスプレー缶に穴を開ける作業をしており,事故時までに約1,900本のガス抜きがされていた。同工場内に滞留していたスプレー缶から出た可燃性ガスに何かの原因で着火した可能性がある。警察は,安全対策を怠ったままスプレー缶の処分をさせ,同工場社員を死亡させた疑いで,工具通販会社本社と死亡した工具通販会社社員が勤務していた事業所を家宅捜索した。後日,警察は死亡した3名と廃棄物処理工場の取締役1名をガス漏出等致傷,重過失激発物破裂,重過失失火などの疑いで書類送検した。また,工具通販会社を廃棄物処理法違反の疑いで書類送検した。
環境条件
天候 気温(℃) 風向き 風速(m/s)
工程 廃棄・資源化 / その他の廃棄・資源化
装置 その他・不明
推定原因 人的要因 / 不適切な行動・操作 / 操作・作業ミス
人的要因 / 不適切な行動・操作 / 判断・決定のミス
組織要因 / 安全管理不備 / 訓練・教育不足
組織要因 / 安全管理不備 / 管理手法ミス
組織要因 / 安全管理不備 / 組織体制の欠陥
組織要因 / 設計ミス / 事前評価不足
組織要因 / 設計ミス / 設備設計ミス
組織要因 / 設計ミス / 条件設定ミス
物質・反応要因 / 可燃性混合気の形成
刺激要因 / 点火源
関連物質 可燃性ガス
対応
教訓
主な出典
付帯情報
フロー図
PDF

人的被害を除く